外壁工事と使用されている外壁材

外壁工事と使用されている外壁材 外壁工事には、サイディングやALC、タイル、トタン、モルタル塗り、土塗りなど数多くあります。
窯業系サイディングは、セメント質と繊維質などの原料を高温高圧で成形した建材であり、現在では16mm以上が主流です。
サイディングには、他にもシリカやフッ素を使用した親水性や汚れに強い光触媒、金属系などがあります。
ALCは、珪石やセメント、アルミニウム粉末等を凝固させオートクレーブ養生で製造される軽石の様な建材であり、建材の中には金属メッシュが挟み込まれており強度が補強されています。
ALCは、耐久性や断熱性が高いのですが、初期費用が高いデメリットがあります。
タイルは、耐候性や耐久性に富んでいるのですが、初期費用やメンテナンス費用が高くなるデメリットがあります。
特に湿式は地震など剥がれ落ちる事があります。
乾式タイルは、溝が刻まれたサイディングに溝の刻まれたタイルを詰めていくので、初期費用や工期が節約できます。
トタンは、昔から数多くの家屋で使われて来た外壁材ですが、ガルバリウム鋼板と呼ばれる建材が人気です。
ガルバリウム鋼板は、鉄板を基材としてアルミニウムや亜鉛、シリコンで構成されるメッキで覆った建材であり耐久性に優れている反面、薄い鉄板が基材なので断熱性に劣るデメリットがあります。
外壁工事は、予算や建築工法、家のデザイン、竣工後のメンテナンスなどを良く考慮して外壁材を決める必要があります。

屋根塗料の必要性

屋根塗料の必要性 外壁は常に雨や風、日光などにさらされ続けているので年数がたつとどうしても劣化してきてしまいます。
壁などは目で見ることができますが、屋根はなかなか目で確認することができません。
そして家の中で一番痛む可能性があるところが屋根でもあります。
ですから築年数がある程度たてばメンテナンスが必要になるのは当たり前なのです。
では外壁工事で屋根の塗料がなぜ必要なのかというと、まずトタンや棟板金など金属が使われている部分が錆びるのを防いでくれて、資材の保護に効果がありますので、一度塗料を塗っておけば再びメンテナンスをするまでの期間を延ばすという効果があります。
塗料だけでは完全に水が浸食するのを防ぐことはできませんが、防水性は塗料を塗った方が確実に高まります。
その他にも抗菌性を高めてカビやコケなどが生えるのを防ぐことができますし、遮熱性や断熱性を高めるといった効果も期待できます。
外壁工事をすることで家の寿命を延ばすことができるのです。